NPOパートナー・リレー・トーク
 

  

第2回

ユーザーと向かい合う
情報発信


     

          http://www.palm-s.co.jp/


 宮崎のNPOと企業つなぐNPOパートナー・リレー・トーク。
第2回は、宮崎県内で14万部発行のフリーマガジン(フリーペーパー)「月刊パームス」の田ノ上編集長

 忙しいはずなのに、宮崎のことを考える飲み会に行くと、なぜか隣に座ってる。ようやく昨年から、全国展開のフリーペーパーが登場した宮崎で、創刊14年目を迎えるパームス編集部から見た宮崎のNPO を語ってもらいました。

(編集部)宮崎のNPOに、本音でいいたいことは?

 宮崎のNPOは、ホームページやメールでの情報発信がまだできていないケースが多いとのことですが、自分たちのホームページに活動報告を載せても、あまり影響がないのが現実。もっと、真正面から地域やユーザーと向かい合う情報発信を考えてほしい。本気で、地域の人を巻き込もうと思ったら、活字媒体も 含めて、強い反応があるところで勝負してほしいですね。


 今までは、新聞に載ったら、知り合いから電話が来て喜んでいた。立ち上げの時期は、それでいいかもしれませんが、いつまでもそれだけではダメですよ ね。たとえば、子育てママやシニア向けの情報 誌をNPOで立ち上げるくらいのことは考えてもいい。


 実は、パームスは今年から地元紙の新聞宅配にシフトして、部数を14万部に増刷しました。その後、愛読者の年齢層がやや変化し、50代以上も2割程度 いることがわかりました。

                                     (アンケートハガキにより集計)
 ところが、パームスは、20代〜40代をメインターゲットに編集しています。50代以上の読者層はいるのに、それに対応する情報提供ができていないの です。これは、パームスの課題でもありますが、その世代を対象に、活動を展開するNPOのマーケットでもあります。

 団塊の世代が退職する2007年問題を意識して、例えば「おとなのパームス」ができないかと思います。商業誌のレートでは経営が成り立たない部分で も、そこに可能性・将来性を秘めたマーケットがあれば、NPOでの事業化は、十分に考えられることです。

(編集部)積極的な情報発信で、何が変わりますか?

 もっと、NPOから地域にしかけてほしいですね。活動をアピールすれば、評価されるだけでなくて、自分たちの意識づけになります。そこで、もっとやれ ることが、いっぱい出てきます。メディアに露出することで、モチベーションが高まり、新しいことに取り組むエネルギーが生まれます。

(編集部) リレートークの次の方を紹介してください。


 パームスの4月号(P56)で紹介している宮崎サーフセービングクラブを取材してください。毎年、青島で実施しているライフセービングの競技「ビー チフラッグス」がきっかけで知り合いました。NPO申請を準備していたようですので、そのあたりの予定も聞いてみてください。


 宮崎には、いい活動をしているNPOがたくさんありますが、子どもたちが、ライフセービングとサーフィン、ビーチスポーツを体験できる「みやざき海の学校」も、宮崎らしくていい活動です。

 

   
   
 
 
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