*このレポートは、「メディアミックスによるNPO・ボランティア広報事業」(宮崎県社会福祉協議会委託事業) の一部です。
【お話】五ヶ瀬自然学校
理事長 杉田英治さん

豊かな自然の中で、地元の人々や土地の文化や食にふれ、自然の雄大さや人の温かさ、自分らしさを体感。

自然の中で体験し、自然とふれあい楽しみ、人と自然、人と人とのつながりを大切にしています。

 平成14年に、先駆けの自然体験学習館「自然屋かわじん」が発足。五ヶ瀬川を中心とした川の自然体験活動をはじめました。平成17年に農業・木工の体験を行う「体験工房いっそ」、ログスクール「ログ工房エルカンポ」、「森の民宿 森のくまさん」、その他の林業家、農業家、ボランティアグループなどが思いを出し合い、夢を語り合って、現在の「NPO法人五ヶ瀬自然学校」を立ち上げました。豊かな自然の中で、いろんな体験や経験をすることによって、大切な事に気が付いたり、自分らしさを取り戻したり、心が穏やかになったり…、いろいろな思いをして欲しいですね。本当の豊かさは何なのか、見つめ直すのにもいいきっかけになりますしね。と理事長の杉田英治さん。
 杉田さんは夏は北海道でカヌーのインストラクターを、冬は五ヶ瀬でスキーのインストラクターと喫茶店の仕事を、春と秋は東京でデザイナーの仕事を、という生活を何年も続けていて、ここに定住を決めたのは、暖かく迎え入れてくれた仲間がいたからだそう。鞍岡は意外にも入植者が多く住んでいて、移住者にとっての「心」の環境も良いとのこと。
 お金を使わなくても、豊かな暮らしは出来るんですよね。いや、お金を使わない方がより豊かに暮らせるんじゃないかって。息苦しい、忙しい都会の暮らしより僕はこっちの方がいいと思って、心の豊かな田舎暮らしにシフトしたんです。だから、昔の僕みたいな人達にいい環境を提供したり、子ども達に自然の素晴らしさや豊かさを伝えたり、ここの事業や取り組みを通じて地域の人と交流し、みんなで町おこしをしたりと、ここに住む大人も子どもも暮らしやすい場所づくりをしたいです。北海道に比べたら、五ヶ瀬は過ごしやすいですしね。と、とても優しい笑顔で話してくれました。

【活動内容】

子どもの健全育成
●地域子ども教室
放課後や週末に、安全かつ安心して遊ぶ事の出来る子ども達の居場所づくりをしています。地域の特性を生かし、川・山・森・田畑・公民館などで、ゲームや宿題や昔遊びなど、さまざまな活動をします。

●自然学校
大自然とふれあいながら、気持ちのいいこと、ためになることを体験し、学習していきます。

★通常プラン(予約制)
川》南阿蘇「蘇陽峡」カヌー体験(3月上旬〜12月上旬)
川》五ヶ瀬町カヌー体験・川遊び(夏休み限定)
川》延岡市小川カヌー体験・川遊び・ツーリング(3月上旬〜12月上旬)
山》五ヶ瀬町「山の自然学校やまぶし探検隊」(四季に合わせたコース)
里》五ヶ瀬町五ヶ瀬の里キャンプ村「手ぶらでキャンプ&ダッチオーブン料理教室」(4月〜11月)

森》五ヶ瀬町「体験工房いっそ」木製家具作り教室(通年)
里》五ヶ瀬町「五ヶ瀬緑製茶」日本茶インストラクターによる日本茶教室(通年)

★限定プラン(予約制)
川》延岡市北川・小川カヌーでゴミ拾い(毎月1回5月〜10月)
川》五ヶ瀬川流域「子ども探検キャンプ」6泊7日(7月の最終週)
里》五ヶ瀬町「五ヶ瀬緑製茶」伝統の釜煎り茶の手作り体験と食の集い(4月、8月)
森》五ヶ瀬町「ログ工房エルカンポ」6泊7日ログスクール(8月1週目)

★エコ商品(予約制)
森》3坪角ログハウス・1坪〜3坪角ログ倉庫・組立式ログテント・1平方メートル子どもログハウス基地・角ログバイオトイレ・角ログカフェなど

商品開発
●五ヶ瀬の米をブランド化「四億年の大地」
平均気温が宮城県と同じという、五ヶ瀬ならではの寒冷な気候の中で作られる、味のいいお米。

●釜炒り茶
昔ながらの、手炒り釜煎り茶。機械とは違った味と香りの良さがあります。
・緑茶の入浴剤
日数の経ったお茶を入浴剤に。飲んでも美味しいお茶のお風呂に浸かってリラックス。
・緑茶石鹸
栄養価の高い、香りの良いお茶はお肌にもいい!!

空き家情報整備
貸家になりそうな空き家の持ち主を捜し、掃除などを済ませ、移住者を増やす環境を整備していきます。

五ヶ瀬自然学校では随時会員を募集しています。
会員の種類や会費、規約など詳しくはお問い合わせ、HPを。

釜煎り茶
カヌー
 
リバーレスキュー
 
スキー
 
ログテント
 
木工

〜お問い合わせ・連絡先〜

 NPO法人 五ヶ瀬自然学校
 代表 杉田 英治
 住所 882-1201 宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町鞍岡6452
 会員数 20名(個人16人 団体4団体) 賛助会員1名
 電話 0982-73-6366
 FAX 0982-73-6366
 URL http://www.gokase.org


ライターズEYE
  ちょうど取材に伺った時間が子供達の帰ってくる時間で、たくさんの元気な声が聞こえていました。五ヶ瀬の自然いっぱいの中で育つ子供達は心豊かに、協調性を養いながら大きくなれるのではないかな?と思いながら見ていました。帰りも元気良く挨拶をしてくれて、清々しい気持ちにしてもらいました。聞くと、小学校4年生までのほとんどがここに登録し、学校帰りに立ち寄るそう。地域に根付いて生活出来る子供達への教育が行き届いているといった感じがしました。
 この日は五ヶ瀬は雪混じりの雨。ここ宮崎?!という位の雪景色でした。スキー場はそこなのに、仕事だったので行けず…残念。バスで延岡まで帰ることになり、バス停で待っていたのですが、夕方ということもあり、びっくりする程寒いし、バスは来ないし、人は通らないしで凄く不安になり、定時に随分遅れてやっと来たバスに半べそかきながら乗り、道中うとうとしながら延岡駅に着き、さて電車に乗ろうかなと思ったら出発間際で切符も買わずに猛ダッシュ!! …。
 かなーり印象深い取材になりました。そうそう、事務所で出して頂いた釜炒り茶、色は黄色っぽい感じでしたが、とっても香りが良く美味しかったです。米も凄く興味深く…。ログハウスは自分で組み立てられるキットになっているとか…。五ヶ瀬は確実に「わくわく」出来る場所になっているなぁと感じました。

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