今回は県立高原高等学校の「国際・ボランティア部」を紹介!
インタビュー:食品化学科1年 脇田 夏姫さん、皿良 舞さん、有馬 ゆいさん、顧問の栗屋勉先生
高原高校の紹介
高原高校はの理念は、「西諸地域唯一の農業・福祉系高校として地域農業・福祉活性のための担い手育成を目指す」です。「見つめているのはいのちです」がキャッチフレーズで、毎日がんばっています。
各学年とも3学科で、生産流通科、食品化学科、福祉科があります。
食品化学科では、食品化学に関する基礎的知識と食品の加工技術を学びます。ジャムや酸乳、ストリングチーズ、ロースハム、燻鶏、プレスハム、ベーコン、マドレーヌ、ビスケットなど、色んなものを実習で作ります。
全国高等学校総合文化祭(8月開催)への参加
「水問題を考える」分科会に参加しました。そこでは、水の大切さを感じることができました。世界では毎年180万人ほどの子どもたちが不衛生な水を原因とする病で命を落としているそうです。これを聞いて、水はすごく大切なものだと実感しました。
口蹄疫の義援金活動としてクッキー販売
今年の5月29日(土曜日)、「がんばれ!畜産農家!」という気持ちで、クッキー作りをし、高原町の道の駅「杜の穂倉」の一角で販売しました。
私たちの学校は、もともと農業系の学校で、学校の敷地内で乳牛、肉牛、豚を飼育しています。だから、口蹄疫が拡大して来た時は、学校中が不安と緊張でいっぱいでした。
そんな中、「何か私たちに出来ることはないのか?」との思いから「食品化学科の実習で作っているクッキーを販売し、義援金をおくったらどうか」ということになり、取り組みました。
クッキ-は、一袋100円で販売しました。最初は全部売れるか不安でしたが、完売したのでとても嬉しかったです。おつりを寄付してくださる方もおられました。クッキーを買ってくださる方々からも「何とか協力したい!」という気持ちが痛いほど伝わってきました。
今後の活動は
高原高校1年の「総合的な学習の時間」では、例年「地雷ゼロ宮崎」の方々から、カンボジアでの地雷撤去活動について学んできました。これまで「国際・ボランティア部」の先輩方は、「地雷ゼロ宮崎」のカンボジア報告会の際に、高原高校で作ったジャムを販売し、その益金をカンボジア支援にあてる活動をしていました。
今年の活動は、口蹄疫被害農家への支援、全国高等学校総合文化祭や秋の県高校総合文化祭への参加でしたが、今後も自分たちでできることを探しながらがんばっていきたいです。
また、高原高校では、例年、各学期、各学年で校外クリーン作戦として、高原駅や周辺道路、地域の公共施設などの清掃や花の植栽などをしています。こういった活動に積極的に参加しながら、地元でもやれる活動をしていきたいです。