グリーンバード

インタビュー：グリーンバード宮崎代表、竹下直汰さん

　グリーンバードGreen Birdとは、「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに誕生した東京の原宿表参道発信の全国ボランティア活動プロジェクトです。
　私は東京で活動を2年ほど続けましたが、仕事も一段落して帰郷することを決めました。しかしグリーンバードは九州内にはあっても、宮崎にはまだありませんでした。ないなら作ってしまおう、ということで発足しました。
　グリーンバードには「greenbird宣言」というものがあります。「ポイ捨てしません」という宣言(登録)をして、登録した方にメールマガジンを送信します。参加しなくても「宣言」だけすることも可能です。
活動日は、毎月第2・４木曜日の20時からと、毎月第３日曜日の11時から。小規模ですがイベントも開催しています。掃除に参加するには、参加表明メールなどは必要ありません。HPを確認してその日の集合場所に集まるだけ。掃除道具も一切必要なし。手ぶらで動きやすい格好でオシャレして来てください。年齢、性別、国籍問いません。あと、飛び込みも大歓迎。途中参加、途中離脱もOKです。

　ゴミを拾うことは地味ですが、意外と楽しいものです。宮崎は比較的きれいな街なので、ゴミを誰が先に拾うかを競ったりもします。スポーツ感覚でも楽しめますね。そして、なにより、人との出会いや再会、つながりが生まれます。ゴミを拾いながら参加者と話したり、お掃除の後毎回ご飯を食べに行ったり。仲良くなればお掃除以外でも遊んだり、恋があったり。拾えるものはゴミだけではありません（笑）。
　友達の輪が増えるのが一番の原動力だと思います。あと、お掃除あとのビールは最高においしい！

　今後は学生チームを発足させる予定です。子供は大人の言動をしっかりと見ています。
大人が楽しそうにしていることは真似てみたくなるものだと思います。お酒やタバコも同じです。
だから、私達は「かっこいい大人」を目指すべきです。私たちが楽しそうにお掃除をしていれば、やりたくなるかもしれません。
　またボランティアとは生活・心に余裕があってできるもの。余裕がないときは休んで充電する。それくらいの気軽さが必要です。
　個人的に思うのは、早く大人になりたければ早く大人の社会に参加することが近道だと思います。学生ならば、大人の世界を覗いて話を聞くだけでも、それまで考えていた進路が変わるかもしれません。大人の世界を知る一つのツールとして、いろんなボランティアを紹介していくのも大切だと思います。