メディキット

地域のための文化施設

東郷メディキット 株式会社

ホンモノの芸術に気軽に触れる美術館

 平成24年9月、日向市東郷町に県北唯一の美術館・中島記念館が開館しました。
 ここは、日向市に美術館がないことを憂いていた、メディキット株式会社の中島弘明会長が私財を投じて自身の故郷に創設した美術館で、来訪者は、半年間で4,600名を越えました。
 中島記念館は、延べ床面積1128平方メートル(340坪以上)を誇る、鉄筋コンクリート造2階建の建物で、50点以上のコレクションが展示されています。
 1階部分には、ミレー、ピカソ、ユトリロ、ルノワール、サミュエル・ウォーラらの作品をはじめ、梅原龍三郎、林武、中川一政、小磯良平らの洋画、人間国宝・井上萬ニや第15代沈壽官(ちんじゅかん)らの陶器作品が並んでいます。また、2階の多目的ホールには日本画が展示され、下田義寛、那波多田功一、千住博ら日本画の作品が並んでいます。
 工場に隣接する広い敷地内には、来場者の憩いの場・芝生広場として整備されました。
 郷土の歌人・若山牧水の歌にも詠まれた尾鈴の山並みに包まれながら、普段着で気軽に美術品に接してほしいというのが会長の思いです

命を守るためにカテーテルをつくる

 同社は1973年の創業以来、主に血管用カテーテルの開発・製造に取り組んでおり、人工透析や血管検査時等、今や現代医療に欠かせない医療機器となっています。創立40周年を迎えた今、未来に生きる企業として、改めて「地域とともに」、「世の中のためになるものを作る」という創業時の精神に立ち返り、全国、世界を視野に入れた更なる発展を目指そうとしています。

medi0.jpg

東郷メディキット 株式会社
数ある作品を定期的に入れ替え、楽しませる工夫がされてある

medi2.jpg

クリックすると拡大します。