チーム小林47

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今回は、小林市市民団体「チーム小林47」を紹介!

インタビュー:碕山 裕和(さきやま ひろかず)さん

「チーム小林47」について

 仲間同士で、被災地の報道を見るたびに「こんままじゃいかん!」「どげんか せんといかん!」なにか出来る事はないかと話が出て、「口蹄疫や鳥インフルや新燃岳災害への支援に感謝の気持ちを届けよう」そんな想いで 東日本大震災緊急支援市民団体「チーム小林・47」を立ち上げました。そして『とにかく食料、温かい食事を。小林からの焼肉を』と第一弾の支援活動を開始しました。
 市民団体「チーム小林・47」の「47」は、全国都道府県数の47です。全国からの支援の想いを込め「47」としました。
 活動の内容は、宮城県の現地被災者自らが立ち上がった「東日本大震災復興支援市民活動ネットワーク宮城」という団体を通じて私達民間ができるボランティア支援活動を行っています。そして災害を通して学ぶこれからの地域づくり運動や地域の活性化につながる活動を今日まで続けています。
 現在のメンバー総数は、約80名です。

今の活動内容について

 昨年は会員の皆さんや市民の皆様のご支援を頂き、5月連休に『宮城に5000食の焼き肉を届けよう』プロジェクト行い、帰ってから『宮城に5000食の焼き肉を届けよう報告会』を開催しました。その後、小林、えびの、高原で「チーム小林47支援活動写真展開催」や「募金活動」を行いました
 また、夏休みには『宮城・小林夏休み子ども交流事業』を行い被災地の子ども達23名を小林に招待しました。
 小林秋祭りでは『復興支援・石巻・秋刀魚祭り』を実施して継続的な支援を皆様にお願いしました。
 また、年末には被災地の皆さんに少しでも良いお正月を迎えてもらおうと『宮城にもち米を送ろう』プロジェクト行い150kgのもち米を送りました。
 今年1月には『東日本震災と今後の地域づくり講演会』を開催し口蹄疫、新燃岳噴火を踏まえての地域づくりについて意見交換会をしました。

『宮城に5000食の焼き肉を届けよう』プロジェクトについて

 小林市民に浄財を募り、宮崎牛・豚500kg、炭1000kg、バーベキュー200セット、野采(宮崎ピーマン、トマト)、焼酎100本を、4トン車、保冷車、マイクロと3台で陸路約1700kmを宮城へ。小林出身者の静岡・東京チームと現地にて合流し、約30名で宮城県内5ケ所において避難所生活のみなさんに美味しい宮崎の焼き肉を野外で食べて頂き、本当に喜んでいただきました。
 また、それぞれの避難所で、手作りの立て看板に『心をひとつに』と書いて小林の市木「桜」を植樹してきました。その言葉が題名となったドキュメント映画が先日公開されました『pray for Japan ~心をひとつに』です
 全国からの支援に駆け付けたボランティアの皆さんの支援活動の様子の映画です。「チーム小林47」の様子が大きく取り上げられていると聞いています。

この取り組みを通して感じることは

 一言でいえば、「人間力」の素晴らしさを感じています。実働10日間で約400万円以上の支援金が県内外から集まりましたし、先程お話しした5000食のプロジェクトにおいても、宮崎牛・豚は格安で提供があり、野采や炭は無償の提供がありました。子ども交流事業のホームスティ受け入れ家庭でも多くの方が申し出ていただきました。また、もち米を送るときにも、twitterやFBで呼び掛けたところ多くの方からの支援をいただきました。
 人の「やさしさ」や「切なさ」、そしてそれを乗り越えての「がんばり」に涙がでますよ。やっぱり「人間」って素晴らしいですね。一本のローソクの明かりは小さいけれど、そのローソクが数多く集まれば世の中の闇を照らすということを実感しています

今後の活動について

 今まで取り組んできたことを継続して行いたいです。また、これからは、宮崎県や日本にも目を向けて、自分たちにできるボランティアを少しずつでも増やしていきたいです。

やりがいを感じることは

 ズバリ達成感です。 住事や遊びでも思うのですが、ひとつの目標に向かつて、メンバーで一生懸命走って、その結果が出たときに感じるワクワク感!。結果がまた目標を生みます。それと、メンバーが笑顔のときにやりがいを感じます。

今後実現したいことは

 被災地で生活されている子供さん達、ご家族の皆さんが、一時でも笑顔になれるように、国や市町村の手の届かない部分を民間のネットワークでできることを続けていきたいと思います。今後の活動は随時ホームページやfacebookでお知らせします。「チーム小林47」でアクセスください。

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小林市「チーム小林47」の活動の様子

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