女性消防団

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今回は、宮崎市の「宮崎市女性消防団」を紹介!

インタビュー:宮崎市消防団女性分団 分団長 松葉 良子さん、 団員 岩切 貴代さん

「宮崎市女性消防団」について

 消防団とは、日頃は自分の仕事を持ちながらも、もしもの災害に備えて「自分たちのまちは自分たちで守る」という郷土愛の精神の元に結成されるボランティア組織です。
全国的に消防団員が減少傾向にある中で、女性消防団員は年々増加しています。平成22年4月には全国で19.043人の女性消防団員が活動にあたっています。
 宮崎市消防団では総勢2,574名の団員のうち、女性消防団員は120名で、女性分団に76名、女性音楽隊に44名が所属しています。

今の活動内容について

 女性消防団員は火事の現場に出動することはほとんどありませんが、災害の現場などでは、応急手当など欠かせない役割を果たし、消防訓練などにも積極的に参加しています。また、一人暮らしの高齢宅への防災訪問や、地域対象の防災教育として応急手当の普及活動などを行っています。

活動を通して感じることは

 長年、消防団活動に携わってきた父親の影響で入団した女性がいます。それは岩切貴代さんです。今年1月8日、宮崎市の消防出初式で、親子団員の表彰を受けました。
入団1年ながら、昨12月4日に行われた消防・防災フェスタでは、女性消防団員による寸劇に参加し、ユーモラスな演技で会場を沸かせながら、防災対策の大切さを訴えていました。

(岩切さん)
みんなが楽しんでくれればいいなと思って、一生懸命がんばって演技しました。
 女性消防団という組織がずっと続くように、この女性消防団という存在をみんなに分かってほしいし、このつながりを大切にして団員を増やしたいなと思っています。

人口減少や社会構造の変化などで団員不足が大きな社会問題となる中で、岩切さんのような若手の参加は、宮崎市消防団に大きな活力を与えています。

(女性分団分団長 松葉 良子さん)
みなさんに女性消防団の活動に興味を持っていただき、女性団員を増やし、住民の方の安全安心を守っていきたいと思っております。ぜひ女性消防団に入団していただきたいと思っています。

 地域安全のかけがえのない存在となっている女性消防団員。強い使命感で防災活動にあたっています。

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宮崎市「宮崎市助成消防団」の活動の様子(出初め式)

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